プレコンセプションケア月経について

月経の周期について

月経周期(月経の初日から次の月経開始の前日までの日数)は25~38日が正常範囲です。
月経が始まって1~2年は女性ホルモンの分泌が不安定なため月経周期が不順になりがちですが、次第に安定してきます。
毎回一定の間隔でなくても、±6日程度のずれであれば問題ありません。
それ以上に月経周期が短かったり長かったりする場合は、に何らかのトラブルが起きているかもしれません。
産婦人科の受診をおすすめします。
原因を明らかにし、適切な治療を受けましょう。

\ 放置しないで! 月経周期の異常 /

希発月経

月経周期が正常より長く(39~89日)、頻度が少ない場合を「希発月経」といいます。卵巣機能のトラブルにより排卵が遅れ月経がなかなかこない状態です。過度なダイエットによる「やせ」やストレスなどが原因となることもあります。また、多嚢胞性卵巣症候群という病気も多く見られます。

無月経

月経は来ていても3か月以上月経がなくなった場合は「続発性無月経」と呼ばれます。
やせやストレスなどで月経が止まった場合にはエストロゲンが十分に分泌されず、骨の発育が不良になり、骨粗しょう症になる可能性がも高まります。
多嚢胞性卵巣症候群では、少量の出血を伴なったり、にきびや多毛、肥満などを伴なったりすることがあります。
18歳になっても月経が始まらない場合は「原発性無月経」と呼ばれます。
しかし、15歳になっても月経が来ない場合は産婦人科の受診が勧められます。

女性アスリートの三大症状

過度の運動と食事制限により「利用可能なエネルギー不足」「無月経」「骨粗しょう症」の3つの症状を伴う健康問題が発生しやすくなります。産婦人科医やスポーツの専門医のアドバイスのもとにトレーニングをすることが勧められます。

頻発月経

月経周期が正常より長く(39~89日)、頻度が少ない場合を「希発月経」といいます。
子宮内膜症、子宮腺筋症や子宮筋腫では排卵が早くなり頻回に月経が来ます。
また、月経量も多くなりやすく、貧血にもなります。

月経の量について

月経の日数は3~7日、1周期あたりの総出血量は20~140mLが正常とされています。
ただし、月経の量は客観的に測ることが難しく個人差も大きいことから、自分の月経量が多いか少ないかはわかりにくいものです。
月経量は多くても少なくても何かの病気が隠れている可能性があります。
思い当たる方は産婦人科医に相談してみましょう。

\ 放置しないで!月経量の異常 /

月経の量が多い、
月経の持続日数が長い

1周期あたりの総出血量が140mL以上の場合は「過多月経」と呼ばれます。たとえば、通常のナプキンの使い方では対応できない(1時間おきに交換する、昼間でも夜用を使うなど)、レバーのような血の塊(かたまり)が見られるとき場合は、月経量が多いといえます。また、8日以上出血が続く場合は「過長月経」と呼ばれます。
原因として、子宮内膜症、子宮腺筋症や子宮筋腫などがあります。産婦人科医に相談してみてください。

月経量が少ない、
月経の持続日数が短い

1周期あたりの総出血量が20mL以下と非常に少ない場合を「過少月経」といいます。月経期間中ナプキンに血がつく程度、おりものシートで間に合ってしまうなどといった場合は月経量が少ないといえます。また、出血が2日以内で終わってしまう場合を「過短月経」といいます。
ホルモンの異常や子宮内の異常などが見られることがあります。
産婦人科を受診しましょう。

月経困難症

月経にともなって、日常生活に支障をきたすような下腹部痛や腰痛などの症状があらわれ、月経が終わると改善する場合は「月経困難症」と呼ばれます。
子宮内膜症、子宮腺筋症や子宮筋腫などの場合は過多月経、頻発月経を伴うことがあります。

月経困難症の治療法は?

子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などが原因の月経困難症では、重症度、年齢、妊娠希望などを総合的に判断し、必要に応じて薬による治療や手術が行われます。

お薬による治療

PMS

月経前に乳房やおなかが張る、イライラする、気分が落ち込む…などの症状はありませんか。
月経の数日前(3~10日前)から症状があらわれて月経がはじまるとおさまる不調は「月経前症候群(Premenstrual Syndrome : PMS)」と呼ばれます。
多くの女性が月経前に何らかのつらい症状を抱えていますが、PMSの症状や強さには個人差があります。

特にこころの症状が重く、日常生活に支障が出る場合は、「月経前不快気分障害(Premenstrual Dysphoric Disorder : PMDD)」と呼ばれます。

これらの原因ははっきりとはわかっていませんが、排卵後に分泌される黄体ホルモンが関与していると考えられています。

PMSの主な症状

カラダの不調

乳房や下腹部のハリ、下腹部痛、腰痛、肩こり、頭痛、乳房痛、むくみ、ニキビ、肌荒れ、のぼせ、食欲増加、食欲減退 など

こころの不調

イライラする、怒りっぽくなる、落ち着かない、抑うつ気分、突然悲しくなる、感情の起伏が激しくなるなど

PMSの診断方法、治療法は?

産婦人科では、症状があらわれる時期や具体的な症状について問診を行い、月経周期との関連をみます。さらに、他の病気ではないことを確認し、PMSかどうかを診断されます。
症状にあわせてホルモン剤、鎮痛剤、漢方、利尿剤、抗うつ剤などが処方されます。
また、セルフケアとしては、十分な睡眠をとる、適度な運動習慣、リラックスする時間を設ける、バランスの良い食生活をこころがけるなどがあります。

月経やPMSの悩みは、ひとりで悩まずに産婦人科医に相談してみよう!

月経困難症やPMSがどのようなものか、男性や症状のない女性も知っておくことが重要です。

フェムテックについて説明する女性のイラスト
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